もう年末!
ああ、あっという間だったなあ。
毎年恒例のベストヒットも、ついこないだ書いたばかりだと思っていたのに。
でも、あっという間、と言いつつも、2016年は振り返るとぎっしり濃密な出来事ばかりが脳裏に蘇ります。
去年の今頃は、まさかマレーシアやら韓国やら大阪やらひとりで行っちゃうと思ってなかったし、
タダでニューヨークまで旅立つとも想像していなかったし。
マレーシアでは火傷で死にかけたけど、それも含めて、スリリングでとっても白熱した最高の一年でした。
そして、私の手の中には何もない、と思っていたし、実際に手の中には何もないかもしれないけど、そんな私のもとにも想像を超える素晴らしい出会いの数々が訪れて、まわりの人がいてくれたからびっくりするようなチャレンジをえいやってしてみたし、おもいもよらぬ素敵な時をたくさん過ごすことができました。
本厄だったけど、あれやこれや動き回っているうちに、いつのまにか厄を削ぎ落としちゃったって感じかも。
ようやく、ハンドル操作がうまくなって、バランス感覚を保てるようになってきたのかな。
さあさあ、今年のベストヒットね。
■小沢健二「ドアをノックするのは誰だ」
2016年のナンバーワンソングは間違いなくコレしかないでしょう。
6月3日、大阪で行われた小沢健二のライブ。最高の最強でミラクルハッピーな3時間でした。
翌日も魔法がさめやらず、ぽーっとしたままiPhoneでこの曲をききつつ、
お昼のおだやかな陽の光がさしこむ大阪の市電をがたごとゆられて
太陽の塔を観に行ったことが、今も鮮明に思い出されます。
また、オザケンの生歌を聴けるとき、私はどこで何をしているのかなあ。
■岡村靖幸「愛はおしゃれじゃない」
岡村ちゃんの大大大好きな歌。
今年1月、ひさしぶりに聴き返してから、ことあるごとに聴いていました。
皇居を歩きながら帰るとき、きらきら輝く丸の内のネオンを眺めながら、
胸がきゅーっとくるしくて走り出しそうになる衝動を何度もおさえながらなんてことも。
ずっと大切な曲です。
■奇妙礼太郎「オンリーユー」
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 - オンリーユー @ りんご音楽祭2015
春ごろ、奇妙礼太郎さんのラストライブに行きたいなあ、と考えながら
過去作を探って、ずきゅーんっと胸を貫いた曲。
ひとりきりの夜に、涙が出そうな帰り道に、なんどもうるうるしながら聴きました。
こんなにまっすぐ歌われると、泣いてしまうよね。
そういえば、歌だけじゃなく、ふとしたときに涙腺がゆるみやすかった一年でした。
■前野健太「友達じゃがまんできない」
前野健太withおとぎ話 - 友達じゃがまんできない @ りんご音楽祭2012.秋
吉祥寺に住んでいるころからずっと気になっていて、
今年ようやくしっかりいろいろ聴いて、いちばん好きになった曲。
この曲にもたくさん泣かされました。
振り返ると、男性の歌声にやられっぱなしだったかも。
■Spice Girls「Wannabe」
「男の人にやられっぱなし」と言った舌の根も乾かぬうちに、
スパイスガールズです。しかも、超定番曲。
この動画が素晴らしくて、本家の動画も観まくったのです。
Girls Powerは永遠に不滅なり。がんばりましょう。
あと、今年は外国人の同僚が何人もできて、彼らとコミュニケーションをとるうちに、
英語を本格的に勉強したいと思って何度も聴いたというのもあります。
■HONNE「WARM ON A COLD NIGHT」
HONNE - WARM ON A COLD NIGHT | A COLORS SHOW
英語曲(って書くととんでもなく間抜けだけど)シリーズ。
かっこいい。ライブ行きたかったなあ。
WARM ON A COLD NIGHTっつってんのに、真夏によく聴いてました。
でも、今きくと、ほっこりするいい曲だね。
しかもMVもめっちゃくちゃかっこいい。。。
■Misia「Shining Star」
13歳のころから大好きなMisia。今年、Apple Musicで偶然見つけて、
恥ずかしながら初めて聴いた曲だけど、まさにこれぞMisia!って
感激するほど素敵な大人のダンスチューン。
春から夏にかけて、夜の東京を散歩しつつ、この曲を聴きながらるんるん気分で帰るのが楽しかったです。
たまに寄り道して、夜カフェしたり、一杯飲んだり。
ひとりのゆるやか夜遊びが板についてきたかなあって思うようになったのも今年でした。
■王舟「あいがあって」
王舟 - あいがあって - Session at HOPKEN
夏の終わりごろの、せつない気持ちのときに出会った曲です。
さみしさをからっと歌い上げる王舟の声は、
心ごととおくはなれた大陸の空へ放たれるような
開放感に満たしてくれます。
来年はライブに行けるといいなあ。
■Chara「Violet Blue」
夏ごろ、すこし不安定な思いをしていたとき、
たまたま巡り合った曲です。
どこまでも堕ちていきそうな気持ちに「女性」を色付けるだけで、
すこし救われる気分になれるのが不思議です。
Youtubeに音楽アップロードされてなかったけど、
Charaの「Sweet Sunshine」もかわいくてたまらない曲です。
渋谷マークシティのクリスマスソングだったんだよね。
■宇多田ヒカル「Distance」
Distance - Utada Hikaru の距離 - 宇多田ヒカル[PV]
ヒッキー、復帰しましたね。
どうして今年復帰したのかなあ、なんて考えてみても答えが出るわけないけど、
「なんとなくいいかな」って、ゆるっとした空気が今年はどこか漂っているムードで、
きっと、みんなが、ちょっとゆるっと自分勝手にやってみた一年だった気がするんです。
私は2000年のBOHEMIAN SUMMERに行くぐらい大好きだけど、
彼女は時代を彩りすぎて、私の10代のひりひりした思い出とともに曲があるから、
どうしても積極的に聴く気になれなくて、
でも、今年は、「ああ聴きたいなあ」って渇望するくらい、
Distanceをリピートし続けていた。あの頃の、ひりついた心も蘇りながら。
紅白のヒッキー、かわいかったね。
おかあさんになって幸せなんだろうなあ。ほんとにうれしい。
■Edith Piaf「La vie en rose」
Edith Piaf -La vie en rose with lyrics
この一年をもっとも表す歌。
胸が高鳴るとき、いただきもののワインを舌で転がすように、
大切にじっくり聴きました。
ここまで、なんとか死に物狂いで生きてよかった。
良い一年だったとは言ったけど、あまり人に言えない悲しいことも起きて、
一時は体も心も闇のほうにもっていかれそうになったけど。。。
今、こうして結果、いいことばかりだったなあって振り返られるのは、
間違いなく私の力じゃなくて、出会ってくれた人やものや音楽があったからだとおもいます。
その喜びは、まさに、バラ色の人生、だともおもうのです。
(余談ですが、マリオン・コティヤールが演じたエディット・ピアフの映画は最高です)
2017年、どうしているかな。
今年以上に、もっとたのしくはちゃめちゃに冒険する一年にしたいな。
そう、こんな曲のようにね。
それでは、よいお年を。